新型コロナウイルスに対する漢方薬

急性期の治療(コロナにかかった時、発症1〜4日)

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コロナ急性期の基本的考え方

コロナに対する漢方治療は麻黄剤+柴胡剤 +清熱剤で、代表的処方は葛根湯+小柴胡湯加桔梗石膏である。胃腸障害がある場合には、麻黄剤+柴胡剤+清熱剤+利水剤(+胃薬)で、代表的処方は麻杏甘石湯+小柴胡湯加桔梗石膏+胃苓湯(平胃散+五苓散)である。悪寒の症状がある場合は、麻黄剤(麻黄湯、葛根湯、麻黄附子細辛湯)を用い、胃腸の不調がある場合は胃薬(香蘇散+平胃散)、悪寒はないが倦怠感がある場合は、清熱剤(黄連解毒湯、清上防風湯、荊 芥連麹湯)を加える。

葛根湯

普通の体力の人向け。

麻黄湯

子供や若者など元気な人向け。

麻黄附子細辛湯、香蘇散

高齢者や虚弱体質向け。ゾクゾクする場合。冷え。

小柴胡湯

上気道炎、気管支炎。咳嗽、喀痰。

小柴胡湯加桔梗石膏

小柴胡湯に桔梗石膏を加えたもの。小柴胡湯は上気道炎、気管支炎、桔梗石膏は咽頭炎、扁桃炎に有効。

葛根湯加川芎辛夷

葛根湯に加えて鼻炎、嗅覚障害、味覚障害がある場合。

亜急性期の治療(コロナにかかって少し経過したとき、発症3〜8日)

柴陥湯

胸痛、咳嗽

半夏厚朴湯

咽喉頭部異和感、咳嗽、声がれ、嘔気、女性の咳、やや弱々しい

柴朴湯

小柴胡湯と半夏厚朴湯の合剤。咳嗽、声がれ、咽喉頭部異和感

竹茹温胆湯

微熱、痰、咳嗽、不眠、不安

五虎湯

発熱、咳嗽、小児

麻杏甘石湯

喘息発作、咳嗽ひどい、がっちり、強い

滋陰降火湯

高齢者の咳嗽、寝るときに咳嗽、痰、熱、ほてり、のぼせ、ふらつき、皮膚乾燥、やせた人

麦門冬湯

乾性咳嗽、虚弱

慢性期の治療(コロナ後遺症の治療)

麦門冬湯

咳嗽が続く場合。

滋陰至宝湯

咳嗽、倦怠感、食欲不振、不安、咽喉頭部異和感

人参栄養湯

倦怠感、動悸、体重減少、咳嗽、息切れ、冷え、嗅覚障害。強さとしては、人参栄養湯>十全大補湯>補中益気湯、咳嗽がある場合は人参栄養湯、咳嗽がない場合は補中益気湯。

十全大補湯

倦怠感、顔色不良、皮膚乾燥。倦怠感に貧血や顔色不良がある場合に使う。

補中益気湯

倦怠感、発熱、食欲低下、味覚低下。倦怠感の場合はまずは使ってみる。

竹茹温胆湯

動悸、発熱、咳嗽、イライラ

柴胡桂枝乾姜湯

動悸、発熱、冷え

半夏厚朴湯

喉のイガイガ、喉のつまり

川芎茶調散

頭痛

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