本態性振戦 ●病態 振戦の中で最も頻度が高いのが本態性振戦である。有病率は人口の2.5~10%とされ、65歳以上では5~14%に認められる。高齢者に多い一方、若年発症の本態性振戦もあり、発症者の年齢の分布は20歳代と60歳代の二峰性になる。 本態性振... 2012.12.29
頭部CTの見方 ・テント下 小脳:萎縮 脳底動脈:石灰化、偏位 第4脳室:拡大 ・テント上 大脳実質:委縮(皮質性・中心性)(前頭葉・側頭葉・頭頂葉・後頭葉)(高度・中等度・軽度) 脳室系:拡大(側脳室前角・中心部・後角・下角・第3脳室・第4脳... 2012.12.27
気管支喘息発作時の治療 気管支喘息発作時の治療はまずβ刺激薬の吸入を行う。中発作以上あるいは吸入しても改善しない場合は、ステロイド投与を併用する。 ●気管支拡張剤(β刺激薬)の吸入 吸入を30分ごとに繰り返す。 ・ベネトリン(メプチン)0.5ml+生食(... 2012.12.22
予後予測 ●死亡直前の徴候 死前喘鳴、下顎呼吸、四肢のチアノーゼ、脈拍触知しない ●予後1週間の診断 寝たきり状態、意識低下、ごく少量の水分しか口にできない、錠剤の内服が出来ない 上記の2項目以上を満たす ●予後3週間以内の予測(Palli... 2012.12.22
終末期症状の対処法 ●オピオイドの副作用 ・嘔気 オピオイド開始時には制吐剤(ノバミンなど)を定期的に使用することがすすめられてきたが、最近のエビデンスに基づき根拠が乏しいことから、国内・海外のガイドラインでは使用してもしなくてもよいとされている。 制吐... 2012.12.22
疼痛管理の方法 ●WHO疼痛ラダー ①非オピオイド鎮痛剤(NSAIDS、アセトアミノフェン) ±鎮痛補助剤 ②弱オピオイド鎮痛剤(リン酸コデイン、オキシコドン) +非オピオイド鎮痛剤(NSAIDS、アセトアミノフェン) ±鎮痛補助剤 ③強オピオ... 2012.12.22
腎障害時の高尿酸血症 ●概念 腎機能低下を合併する痛風患者の血清尿酸値をコントロールすると腎機能が改善するとされている。また、軽度~中等度の腎障害をもち、痛風をもたない慢性腎臓病(CKD)患者に対するアロプリノール治療は、血清尿酸値を低下させ腎機能の保持に有用... 2012.12.19
尋常性乾癬 ●概念 表皮の角化細胞は約1ヶ月の周期で角化して脱落していく新陳代謝を繰り返しているが、乾癬の人の角化細胞は何らかの刺激によって活性化されたリンパ球により刺激されて新陳代謝のサイクルが4~7日と短くなり皮膚が角化して剥がれやすくなっている... 2012.12.15
骨粗鬆症 ●対象 ・65歳以上の女性、危険因子を有する65歳未満の女性、70歳以上の男性、危険因子を有する50歳以上の男性 ・危険因子:過度のアルコール摂取(1日3単位以上: 1単位エタノール8~10 g)、現在の喫煙、大腿骨近位部骨折の家族歴 ... 2012.12.15
急性・慢性副鼻腔炎 ●概念 急性鼻副鼻腔炎とは、急性に発症し発症から4週間以内の鼻副鼻腔の感染症で、鼻閉、鼻漏、後鼻漏、咳嗽といった呼吸器症状を呈し、頭痛、頬部痛、顔面圧迫感などを伴う疾患。ライノウイルス、パラインフルエンザウイルスなどのウイルス感染が発端と... 2012.12.15